今までXBOX 360でFIFAシリーズをプレーしていたのですが、もっときれいなグラフィックでプレーしたい思うようになり、現在ハードの買い替えを検討しています。
FIFA16はPS4、XBOX ONEといった専用のゲーム機でプレーする以外に、パソコンを利用してプレーする方法があります。そこで、まずは自分のパソコンでFIFA16がプレーできるのか、パソコンでFIFAをプレーするために必要な条件などを調べてみました。
Originというプラットフォームで動作する
FIFAをパソコンでプレーするためには、FIFAの開発元であるEA(Electronic Arts Inc.)が提供するOriginというゲームのプラットフォームをインストールする必要があります。
Origin自体は無料で入手することができ、その中で自分のプレーしたいタイトルを個別で購入します。Originをインストールすることで、パソコンがゲーム機になるというイメージでしょうか。体験版や無料のソフトなども提供されていますので、一度自分のパソコンにインストールしてプレーしてみるとイメージが湧くと思います。
コントローラーについては、USB接続タイプの汎用的なものが利用できます。どれを選んでよいか分からないという人は、XBOX 360の有線接続タイプのコントローラを購入することをお勧めします。これはゲーム用のコントローラですが、Windowsに接続すればパソコンでも利用することができます。
パソコン上でゲームを起動してしまえば、本当に専用のゲーム機でプレーしているのと感覚は変わりませんでした。試しにFIFA14の体験版をダウンロードしてプレーしてみたところ、手元にあるXBOX 360よりもサクサクと動いて驚きました。
必要とされるパソコンのスペック
FIFA16をパソコンでプレーするために必要なスペックを調べてみたところ、Originのサイトには以下のように記載されています。
Minimum Specifications
OS: Windows 7/8/8.1 – 64-Bit
CPU: Intel Core i3-2100 @ 3.1GHz (or AMD Phenom 7950 Quad-Core, AMD Athlon II X4 620 equivalent)
RAM: 4GB
Hard Drive Space Required: 15.0 GB
Minimum Supported Video Cards: ATI Radeon HD 5770, NVIDIA GTX 650
DirectX: 11.0
Single System Multiplayer: 2-4 players + 1 keyboard on a PC
Input: Keyboard, Mouse, Dual Analogue gamepad, VOIP HeadsetRecommended Specifications
OS: Windows 8/8.1/10 – 64-Bit
CPU: Intel i5-2550K @ 3.40GHz (or AMD FX-6350 Six-Core equivalent)
RAM: 8GB
Hard Drive Space Required: 15.0 GB
Minimum Supported Video Cards: ATI Radeon HD 6870, NVIDIA GTX 460
DirectX: 11.0
Single System Multiplayer: 2-4 players + 1 keyboard on a PC
Input: Keyboard, Mouse, Dual Analogue gamepad, VOIP Headset
出典:https://www.origin.com/en-jp/store/buy/fifa-16/pc-download/base-game/deluxe-edition#details
“Minimum Specifications”が最低限のスペック、”Recommended Specifications”が推奨のスペックです。
パソコンでゲームをする場合、ゲーム機でプレーするのと同じ感覚でストレス無く遊ぶためには、推奨のスペックは満たしておいた方が良いと言われています。
推奨のスペックを見てみると、CPUが”Intel i5-2550K @ 3.40GHz”、ビデオカードが”ATI Radeon HD 6870, NVIDIA GTX 460″、この辺りから専用のゲーミングPCなどを用意した方が良いことが分かります。
もしかたら、手元のMacbook Proでもプレーできるかな?と思ったのですが、少し厳しそうです。(Youtubeで検索してみると、FIFA15をMacbook Proでプレーした動画などがアップされていますので、設定を落とせばある程度は動作するかもしれません。)
予算は約10万円程度
上記の推奨スペックを満たしたパソコンを新たに購入する場合、いくらぐらいになるのでしょうか。
ゲーミングPCは、一般的な家電量販店で販売されているパソコンと違い、ハイスペックなCPUやビデオカードと呼ばれる専用のパーツが付いています。自分でパソコンを組み立てて用意することもできますが、最近はBTO(Build To Orderの略で受注生産の意味)と呼ばれる出来合いのゲーミングPCを販売するサービスがありますので、ここで価格を調べてみます。
パソコン通販のドスパラが提供するゲームパソコン「ガレリア」シリーズでは、以下のエントリーモデルが推奨スペックに近いです。
ガレリア DS
CPU:インテル Core i5-6500 プロセッサー(クアッドコア, 定格 3.20GHz, ターボ・ブースト時最大 3.60GHz,6MB L3 キャッシュ)
メモリー:8GB PC4-17000
ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX750 Ti 2GB(PCI Express3.0)
続いて、マウスコンピューターが提供するゲームパソコン・ハイエンドPCブランド「G-Tune」で見てみると、以下のモデルが同じレベルのスペックになります。
NEXTGEAR-MICRO im550BA15-SP2
CPU:インテル® Core™ i5-4460 プロセッサー(4コア/3.20GHz/TB時最大3.40GHz/6MB スマートキャッシュ)
メモリ:8GB PC3-12800 (8GB×1)
グラフィックス:NVIDIA® GeForce® GTX™ 950(2GB)
価格的には、どちらも大体10万円といったところです。
但し、ゲームに必要なスペックは毎年どんどん上がっていきますので、今後もパソコンでゲームを遊びたいと考えている場合は、もっと上位のモデルを購入を検討した方が良いかもしれません。
パソコン版は少し敷居が高かった
今回、色々と調べてみた結果、私はパソコン版でのプレーは見送ることにしました。
理由は以下の通りです。
- 10万円以上のスペックの高いパソコンを購入する必要がある。
- 今後もゲームの仕様に応じてパソコンのスペックを見直さなければならない。
もともと手持ちのパソコンで気軽にプレーしたいと考えていたのですが、やはりゲーム機で発売されているソフトはゲーミングPCと呼ばれるハイスペックなモデルを用意しなければならないようです。
10万円という金額は、ゲーム機とパソコンを同時に買い換えるタイミングであれば検討の余地がありますが、ゲーム単体で考えると高いですね。他にパソコンでなければできないゲームなどがあれば別ですが、FIFA16だけで考えればPS4やXBOX ONEを購入した方が安上がりです。
また、今後も新しいバージョンが発売される度にスペックを見直して、パーツの交換、買い替えなどを行わなければならないため、その金額や手間を考えると私には難しいとう結論に至りました。
PC版は、既にハイスペックなパソコンを持っていたり、他にもパソコンで色々なゲームをプレーしたいという人に相性が良さそうです。