ついに、イングランドで初めて生でサッカーを観てきました。場所はアーセナルのホームスタジアムであるエミレーツスタジアム。対戦カードはチェンピオンズリーグのグループステージ、対RSCアンデルレヒト(ベルギー)です。
この日のために、旅行の計画を立てたり、チケットを手配したりと色々準備をしてきましたので、スタジアムに入った時は感無量でした。
それでは、当日の行動を振り返って書いてみます。
目次
エミレーツスタジアムへの行き方
エミレーツスタジアムは、ロンドンの中心部から少し北に行ったところにあります。中心部からであれば、地下鉄を利用して20〜30分ほどで着くことができます。
スタジアム周辺には、地下鉄の駅が複数あります。最寄駅はPiccadilly LineのArsenalのようですが、今回はNorthern City LineのDrayton Parkという駅から向かいました。
チェルシーのスタンフォードブリッジと同様に、都心部からのアクセスがとても良いスタジアムです。
当日は夜のゲームだったため、昼間はロンドン中心部で観光をしていました。時間が近くなってスタジアムに向かうと、少しずつ地下鉄の中にアーセナルの帽子やマフラーを身に付けた人が乗ってきて、いよいよスタジアムに行くんだという実感が湧いてきました。
スタジアムに到着
最寄駅に降りると、すごい数のサポーターがスタジアムに向かって移動していました。
駅からの道が少々不安でしたが、この集団に紛れていけば確実にスタジアムに行けると確信して、着いていきました。
試合が19:30からで少々小腹が空いていたため、スタジアム近くの露店(トラック)でハンバーガーを購入して腹ごしらえしました。ハンバーガーはいかにもイギリスらしく、肉々しいハンバーグをパサパサのバンズで挟んだ男らしい味で、この旅で一番印象深い夕飯でした。。
5分程でさっと食事を終え、その後はすぐに入場ゲートに向かいました。
入場ゲートでまさかのトラブル発生!
入場ゲートを通過できない!?
ゲートは一人ずつ順番に会員証をタッチして入る仕組みで、日本の電車の改札のような感じでした。列に並んで前の人の様子を伺っていると、いよいよ自分の順番が回ってきました。
会員証をタッチして前に進もうとするも、ゲートが開きません。何度か試していると、、、突然赤いランプ&サイレントと共にゲートが閉まり、閉じ込められました!
電車の改札のように前に進めなくなるのではなく、完全にゲート内に閉じ込められて身動きが取れなくなったため、正直パニックになってしまいました。このまま屈強なガードマンに連れ去れられて、スタジアムに入れなくなってしまうのではないかと。。
次にゲート待ちしている人が、不思議そうにこちらを見ていましたが、英語で何と言っていいか分かりませんでした。
スタッフに事務所へ連れて行かれる
1分ほどすると、スタッフがやって来てすぐにゲートから出してもらうことができました。少し興奮していましたが、何とか事情を説明すると、ゲートの横にあるオフィスのような場所に連れて行かれました。
そこで、荷物のチェックを受けて、パスポートと会員証、購入したチケットのメールのコピーなどを見せました。何やら奥の方でチェックをしているらしく、数分待たされます。この時点で試合開始の15分前ぐらいでしたので、このまま試合が始まってしまったらどうしようとばかり考えていました。
その後、チェックが無事に終わったようで、スタッフが再度ゲートまで案内してくれ、中に入ることができました。どうもゲートが開かなかった原因は、会員証の磁気が飛んでしまっていたことのようでした。
私がとても蒼い顔をしていたのか、チェックが終わってからは、スタッフがとても丁寧に対応してくれました。これで少し気が楽になりました。スタッフの方、どうもありがとう。
イングランドではカードの扱いに気を付けよう
実は、このスタジアムに来る前の夜にもホテルのカードキーの磁気が飛んでしまい、入り口から入れなくなるというトラブルがありました。
ホテルのカードキーもアーセナルの会員証も、日本で使っているカードなどと一緒に財布の中に入れていたのですが、それが原因だったのでしょうか。
これに関しては、ネットで調べてみても、あまり情報がありませんでした。念のため、イングランドで使うカード類は分けて持っておいた方がよいかもしれません。
いよいよスタジアムの中へ
ゲートを抜けたら、その後はすぐに自分のシートを探します。本当はスタジアム内で色々と写真を撮りたかったのですが、思わぬトラブルで時間が無くなってしまいました。
座席表を確認しながら、いざスタンドへ出ると、そこには最高の景色が広がっていました。当たり前ですが、生のエミレーツスタジアムです。
シートは平日にもかかわらず、ほぼ満席でした。6万人近い人々がサッカーを見るためだけにこの空間に集まっていると思うと、少し鳥肌が立ちました。
サッカー専用でこの規模のスタジアムは、サッカーの本場ヨーロッパならではですね。自分のシートは、最後列から数えて2〜3列目ぐらいだったのですが、ゴール裏で試合全体が見渡せる良い席でした。
試合の結果
肝心の試合はというと、前半からアーセナルが主導権を握るものの、アンデルレヒトもチャンスを見つけては迫力のあるカウンターで応戦します。
互いにゴールに迫るシーンが続くと、20分を過ぎた頃に一気に試合が動きます。アーセナルがPK、アレクシス・サンチェスのゴールと立て続けに得点し、アンデルレヒトを引き離しました。
ゴール裏はヒートアップし、サポーターも盛り上がっていました。全員座って観戦しているのですが、ゴールが近づくと段々と腰を上げ始め、決まった瞬間には全員が飛び跳ねるように喜びを表現していたのが印象的でした。
前半終了の時点で2-0。後半も、さらにチェンバレンが1点を加えて3-0とし、これはアーセナルの勝利で間違い無いと思っていたのですが、ここからアンデルレヒトが少ないチャンスをものにして、一気に2点を返しました。
スタンドの空気が変わり、段々とスタジアムに暗雲が立ち込め始めたのを感じました。このまま逃げ切れるかとも思ったのですが、まさかの後半45分に同点となる3点目を入れらてしまい、そのまま3-3の引き分けで試合終了となりました。サポーターは白けムードで帰路につくことになりました。
まとめ
この日の試合は、何とも残念な結果に終わってしまいましたが、良いシーンも悪いシーンも含めて楽しめるものでした。
攻撃だけでなく、守備でも良いシーンがあれば拍手を送ったり、一つ一つのプレーにリアクションを取ったり、思い描いていたプレミアリーグの雰囲気を体験できて本当に良かったです。
試合が終わってスタジアムを出ると、地下鉄の駅には行列ができていました。最後の方までスタジアムに残って写真を撮ったりしていましたので、列の最後尾に並び、結局電車に乗るまで1時間ぐらいは待っていたような気がします。
スタジアムに入る前に想定外のトラブルもあり、この日は本当にクタクタでしたが、帰りのサポーターのマナーが良いことは救いでした。皆さん、東京みたいに無理矢理詰め込んで電車に乗ったりしないのですね。
いつになるか分かりませんが、次はプレミアリーグの試合を観にエミレーツスタジアムに行きたいです。